映画の日

2003年10月23日
映画”二十日鼠と人間”を見た。
 
 
 
二人の男が農場で働き、
軽くトラブルに巻き込まれたり
真面目に働いたりする地味な物語。
頭は悪いが力持ちなレニーは
映画”コンエアー”でお馴染みのジョン・マルコビッチ。
頭が良いがレニーの尻拭い役ジョージは
椎名桔平似でお馴染みのゲイリー・シニーズです。
 
二人には夢があって、
それは自分達の農場を持つこと。
そこにはそれぞれの部屋があり、
牛や豚、鶏やウサギを飼い、
のんびり暮らしていける場所。
レニーは夢を語ってくれと催促し、
ジョージは何度も話しただろとウンザリしつつ
満更でもない様子で語りだす。
いつか叶う夢だと信じ
ウサギの世話をやりたいとノリノリなレニー。
 
物語はホント地味なんで、
倍速再生でサクサク見ました。
 
 
ラストは衝撃的で余韻が残る仕上がりです。
 
それまではレニーがトラブルを起こしては逃げ、
また新しい農場を見つけて働くということを
繰り返してきた二人。
でも今回はそれをしなかった。
 
今まで散々迷惑をかけられたこと。
夢の農場の資金を出してくれる老人に出会ったこと。
道徳観もあったかもしれない。
それらがジョージの逃げ道を塞いでしまった。
 
 
 
映画を見終わって、映画のタイトルが気になった。
 
この映画の登場人物が
頭が悪く、弱く、駆けずり回る二十日鼠、
その映画を見て色々と考える人が
人間ってことなのかな。

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